20世紀日本人名事典 「尾崎英子」の解説
尾崎 英子
オザキ エイコ
- 生年
- 明治3年12月25日(1871年)
- 没年
- 昭和7(1932)年12月28日
- 出生地
- 英国・ロンドン
- 経歴
- 父はのちに元老院議官や貴族院議員を歴任する尾崎三良。父のイギリス留学中に現地の女性バサイア・カゼリン・モリソンと結婚し、その間に生まれる。両親が離婚し、父が日本に帰朝した後もイギリスの母の許に留まった。18歳で来日するが、父と折り合わず、英語教師として慶応義塾幼稚舎に勤務。その傍ら日本書籍の英訳に従事し、36年には「日本神話集」をロンドンで出版して読書界の評判となった。38年当時東京市長を務めていた尾崎行雄と知り合い、結婚。その後も翻訳を続けながら二女を育て、政界で活躍する夫を助けたが、昭和7年家族でロンドン滞在中に死去した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報