日本歴史地名大系 「尾部古墳」の解説 尾部古墳おぶこふん 三重県:伊勢市山田地区常明寺門前町尾部古墳[現在地名]伊勢市倭町古市(ふるいち)丘陵北端部の標高一三メートル、倭姫(やまとひめ)宮の北西三〇〇メートルの個所にある。倭姫命の御陵として古くより知られ、現在は宮内庁が管理し、宇治山田御陵と称されている。永保二年(一〇八二)書写の奥書がある「高庫蔵等秘抄」にすでに尾部の御陵の記事がみられ、江戸初期の「神風小名寄」や「太神宮神道或問」などに倭姫命の石隠伝説により倭姫御陵として記されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by