局女郎(読み)ツボネジョロウ

デジタル大辞泉 「局女郎」の意味・読み・例文・類語

つぼね‐じょろう〔‐ヂヨラウ〕【局女郎】

江戸時代京都島原および江戸吉原にいた最下級遊女はし女郎

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精選版 日本国語大辞典 「局女郎」の意味・読み・例文・類語

つぼね‐じょろう‥ヂョラウ【局女郎・局女臈ラフ】

  1. 〘 名詞 〙 遊里下級の女郎。上方、江戸の地域、または時代によりその品格は異なり、古くは必ずしも最下等の遊女ではなく、江戸新吉原でも、中程度の品格の者から種々含まれていたが、後期には、局(つぼね)と称する狭い長屋風の部屋に一人ずついて、時間で客をとる遊女を多くさしていう。つぼね。つぼねじょうろう。
    1. [初出の実例]「端女(はしおんな)端女郎とも、局女郎(ツボネチョラウ)とも、あそびとりともいふ。けちぎり女の事なり」(出典評判記色道大鏡(1678)一)

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