屋嘉村(読み)やかむら

日本歴史地名大系 「屋嘉村」の解説

屋嘉村
やかむら

[現在地名]金武屋嘉やか

伊芸いーじ村の西に位置し、南は太平洋に臨む。「おもろさうし」巻一四の四三に「一 やかの大はまに(屋嘉の大浜に)/やかのなかはまに(屋嘉の長浜に)/ておらとし ておら(手折る〔踊る〕年だ。手折ろう)/又 やかのおい人(屋嘉の老い人)/やかのもと人(屋嘉の元人)/ておらとし ておら(手折る年だ。手折ろう)」とある。「南島風土記」によると、石川から屋嘉やかへ至る白砂長汀の曲浦を七日浜なんかばまとよんだという。絵図郷村帳金武ちん間切「屋賀村」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android