屋嘉比島(読み)やかんじま

日本歴史地名大系 「屋嘉比島」の解説

屋嘉比島
やかんじま

[現在地名]座間味村阿真

座間味島の南西約三・三キロに位置する。面積一・二六平方キロ。最高点二一四・四メートルの高島。地形は北側の三角点を最高点とする丘陵からなり、北東部に五〇メートルを超える海崖がある。低地は南東部にある狭小な海岸低地と点在する砂浜である。北西約二〇〇メートルに長内ながちん瀬とよばれる小島がある。当島は最大幅約六〇〇メートルのサンゴ礁に縁取られ、ダイビングポイントとなっている。地質は丘陵部の古第三紀―中生代白亜紀の緑色岩類と低地の第四紀完新世の沖積層から構成される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「屋嘉比島」の解説

屋嘉比島

沖縄県島尻郡座間味村、座間味島座間味地区の西約5.3kmに位置する無人島。慶良間諸島最南西端の島。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の屋嘉比島の言及

【慶良間列島】より

…面積19km2,人口725(1995)。西部は,座間味(ざまみ)島を主島として阿嘉(あか)島,屋嘉比(やかび)島,慶留間(げるま)島,久場(くば)島など20余島を含み,後慶良間と呼ばれ,座間味村に属する。面積17km2,人口1018(1995)。…

※「屋嘉比島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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