屋廃寺(読み)あしやはいじ

日本歴史地名大系 「屋廃寺」の解説

屋廃寺
あしやはいじ

[現在地名]芦屋市西山町

芦屋川右岸、阪急芦屋川あしやがわ駅西方にあり、標高三〇―四〇メートルの扇状地に立地。明治四一年(一九〇八)に奈良時代様式の瓦が、昭和八年(一九三三)頃に礎石の一部や多量の瓦が発見され、また創建時の塔心礎(県指定文化財)月若つきわか町の猿丸氏邸に保存されていることが上田三平によって明らかにされた。昭和四二年・同四三年に発掘調査が行われ、多くの遺物出土があったが、遺構は検出されていない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android