層塔(読み)ソウトウ

大辞林 第三版の解説

そうとう【層塔】

屋根が幾層にも重なっている塔。三重・五重の塔の類。

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精選版 日本国語大辞典の解説

そう‐とう ‥タフ【層塔】

〘名〙 (「ぞうとう」とも) 三重、五重、七重などの仏塔をいう。
※読本・春雨物語(1808)血かたびら「大寺の甍たかく、層塔数をかぞへさせ給ふ」 〔元稹‐度門寺詩〕

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世界大百科事典内の層塔の言及

【多宝塔】より

…これを大塔(だいとう)形式ともいい,はじめは空海に関係の深い真言宗寺院で建てられたが,密教の盛行にともない,小型・簡略化して下重を方3間とし,内部の円形柱列をなくした現在みられる形式の多宝塔が,天台宗をはじめ他宗の寺院でも広く建てられるようになったと推考される。 多宝塔は大日如来そのものを具現した塔で,同じ仏塔でも飛鳥時代に伝来した五重塔,三重塔など(これを層塔という)が仏舎利の奉安を目的としているのとは少し性格が異なる。元来,多宝塔なる名称は《法華経》見宝塔品に由来し,多宝如来をまつる塔を指し,特定の形式を指すものではなかった。…

【仏教美術】より

…これに対してクシャーナ朝の垂直に重層化する方式の仏塔は,西域をへて中国に伝来する。 中国に入ったストゥーパは,中国古来の楼閣建築と結合して層塔となり,最上部に小型の覆鉢が載せられ,その上に傘蓋が高く延びて相輪となる。層塔ははじめ浮屠祠(ふとし)と呼ばれ,漠然と仏堂とみなされたため,初重に仏像が置かれたが,4,5世紀に舎利信仰が高まり,仏堂と分離し,層塔ははじめて塔として独立し,これより堂塔の具備する仏教寺院に発達した。…

※「層塔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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