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そう

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

ISOが提唱し、標準化されたOSIにおける7つの層のこと。または、レイヤーのこと。

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知恵蔵の解説

コンピューターの構造と動作は、種々の抽象化(システムを眺める時の視点、システムのモデル)のレベルで理解することができる。そのレベルを層または階層と呼ぶ。処理の単位のサイズが細かくなる方向が下で、逆にサイズが大きくなる方向が上となる。下位ほど物理的な世界に近付き、上位ほど人間的な世界に近付く。各層では、直下の層のいろいろな機能を抽象化して要素(素子)とし、それらの要素を組み合わせて機能を実現している。階層構造は、情報ネットワークにつながった製造企業の異なるコンピューター相互間で、柔軟な通信を実現するOSI参照モデルなどで典型的に見られる。ハードウエアの構造についても同様の視点から理解することができる。コンピューターのハードウエアをレジスターと演算器の集まりであるという視点で見れば、メモリーと命令解読器と演算器から成り立っている。命令解読器の内部を子細に見れば、多くの論理素子が組み合わさって命令解読という機能を実現している。その論理素子の1つの論理否定素子(NOTゲート)の内部は、トランジスターや抵抗などの回路素子が組み合わさった電子回路。電子回路層では、回路を流れる電流と電圧の値が本質であるが、上位の論理回路層では、電流・電圧の大小を0と1に対応させ、その動きを2進数(記号)の論理演算であると解釈している。このように、各層はシステムを眺める視点の変化に対応しており、実際にはコンピューターの内部に、目に見えるような形で多層なハードウエアが積み重なっているわけではない。

(星野力 筑波大学名誉教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉の解説

こし【層】

高い建物の階層の一つ一つ。しな。
「朱雀門の上の―に」〈今昔・二四・一〉

そう【層】

[名]
積み重なっているもの。重なり。「をなす」
地位・身分・職業や生活状態・意識などによって区分した集団。階層。「国民の幅広いに支持される」「ファンのが厚い」
地層を区分するときの単位。累層。
[接尾]助数詞。建造物などの重なりを数えるのに用いる。「三

そう【層】[漢字項目]

[音]ソウ(漢)
学習漢字]6年
重なる。重なったもの。「層雲下層重層断層地層表層成層圏電離層
階を重ねた建物。階。「階層高層
ある基準で区分した、人々の集団。「知識層・中間層読者層
程度が大きいことを表す語。「一層大層

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世界大百科事典 第2版の解説

そう【層 sheaf】

層は現代数学,とくに幾何学,関数論,さらには微分方程式論などで広範囲にわたって利用されている重要な概念である。層は非常に一般的な考えであり,数学における種々の概念を統一的に扱ったり,問題を定式化するのに有効な道具である。もともとは,1940年代後半に岡潔が多変数関数論の研究の中で,現在の前層にあたるものを利用した。岡はそれを不定域イデアルと呼んだが,他方同じころ,これとは独立にルレーJ.Leray(1906‐ )が同様なものを考えた。

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大辞林 第三版の解説

こし【層】

建物の階の重なり。階層。 〔新撰字鏡〕

そう【層】

[1] ( 名 )
上へ上へと積み重なっていること。また、その重なり。 「 -をなす」
人を身分・生活程度・意識などによって区分した集団。 「サラリーマン-」
( 接尾 )
助数詞。建物の重なりを数える語。 「三-」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


そう
sheaf

数学用語。たとえば解析多様体を考える場合に,各点の開近傍についてはその上の解析関数全体を考えることができるが,多様体総体として大域的に考えるためには,局所的に考えられたものを全体につないだものが考えられなければならない。このためにつくられたのが層の概念である。それは,位相空間 X の開集合 U ごとに集合 S(U) が考えられて,位相による U のつながりに関して S(U) がつながったものを考えればよい。 20世紀後半以降,さまざまの領域で層の概念が考えられ,いまでは圏の理論として抽象的に考えられるようになっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


そう
formation

地層を岩相単位で区分する場合に用いられる基本的な単位で、部層より一段階上、層群より一段階下のもの。累層ともいう。通例、岩質の点で同一の特徴をもった一連の地層で、岩質の急変するところで層を区分する。層にはさまざまな厚さのものがあるが、普通、地質図に表記できる程度のものが用いられる。命名するときは、模式地名をつけて、たとえば成田層というように用いられる。層はかならずしも部層に区分されるとは限らない。[村田明広]

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