最新 地学事典 「山ヶ野鉱山」の解説
やまがのこうざん
山ヶ野鉱山
Yamagano mine
鹿児島県薩摩郡さつま町と霧島市横川町にまたがる浅熱水性鉱脈型金銀鉱床。白亜紀四万十累帯の堆積岩類を基盤とし,これを覆う鮮新世のプロピライト化した複輝石安山岩類およびその上位の湖成層中に胚胎。鉱脈はほぼE-W系,北に急傾斜。鉱石は方解石・アデュラリア・石英脈中に,エレクトラム・濃紅銀鉱・含銀安四面銅鉱・輝銀鉱・黄鉄鉱・黄銅鉱・閃亜鉛鉱・方鉛鉱・輝安鉱等。富鉱部で粗粒自然金(とじ金)を産した。17世紀前半から開発,1953年閉山までの推定産出量は粗鉱163万t, Au28t, Ag28t。
執筆者:森下 祐一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

