カーリン型金鉱床(読み)カーリンがたきんこうしょう

最新 地学事典 「カーリン型金鉱床」の解説

カーリンがたきんこうしょう
カーリン型金鉱床

Carlin-type gold deposit

米国ネバダ州のカーリン鉱床を代表例とする鉱染型熱水鉱床。炭酸塩岩内金鉱床(carbonate-hosted gold deposit)または堆積岩内鉱染型金鉱床とも。シルト質苦灰岩・石灰岩・石灰質シルト岩・泥岩などに胚胎し,初生的な金粒はきわめて微細(30µm以下,多くは1µm以下)でinvisible goldと呼ばれ黄鉄鉱に伴うことが多い。初生変質は珪化・粘土化で,脱炭酸塩化とジャスペロイドの生成は全鉱化期にわたる。Ag・As・Hg・Sb・Tlも伴う。鉱量2,000万tで品位Au1ɡ/t程度の鉱床が多いが,Gold Quarry mine(5億t, Au1.1ɡ/t)・Goldstrike mine(1.4億t,Au3.5ɡ/t)など大鉱床もある。1965年開山のカーリン鉱床は鉱量1,700万t,品位Au0.8ɡ/tで,ネバダ州には20以上の同型鉱床が分布。それらの多くは地窓の古生層に産し,分布域はCarlin-trend, Getchell-trendなどと呼ばれる。O・H同位体は熱水の天水起原,S同位体は下盤の古生層起原を示す。生成時代は中生代~第三紀末と議論が多い。類似の金鉱床はミンダナオ島Surigaoやスラウェシ島Ratatotokなどにも知られる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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