山下裁判(読み)やましたさいばん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「山下裁判」の意味・わかりやすい解説

山下裁判
やましたさいばん

第2次世界大戦で日本が降伏した際,在フィリピン第 14方面軍司令官の山下奉文大将に対して,アメリカが最初のA級戦犯として絞首刑を判決した裁判。 1945年 10月 29日レイノルズ中将を裁判長として,マニラで開廷された。起訴理由は,アメリカ軍が回復するまでにおもにマニラ市内で行われた日本軍の残虐行為について,上官として責任があるとするもの。「戦争犯罪」なるものの規準として,国際的に注目を集めたが,結局アメリカ連邦最高裁判所も有罪を判決し,これが判例となった。しかしこの種の戦争裁判に対しては,多くの批判や論争が行われてきた。

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