中国、甘粛(かんしゅく)省河西(かせい)回廊の中部にある県。弱水(じゃくすい)の上流にあたる山丹河のつくるオアシスに位置する。張掖(ちょうえき)地級市に属する。人口20万1700(2013)。前漢代に刪丹(さんたん)県が置かれ、北魏(ほくぎ)代に山丹と改められた。西夏(せいか)の時代には中心地の一つであった。オアシス農業が行われるほか、炭鉱があって工業も発達している。世界最大規模の馬牧場ともいわれる山丹軍馬場も有名。県の南東永昌(えいしょう)県との境には、漢代に匈奴(きょうど)との戦闘が行われたことで有名な焉支(えんし)山がある。また県城の南には四灘(しばいたん)の新石器時代遺跡がある。
[秋山元秀・編集部 2017年6月20日]
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...