山千寺(読み)さんせんじ

日本歴史地名大系 「山千寺」の解説

山千寺
さんせんじ

[現在地名]長野市大字吉

よし村の西方三登みと山の東西の山麓の三千山にある天台宗寺院。御善山山千寺成就院と称す。本尊観音菩薩。寺伝では天文一二年(一五四三)僧円明坊融弘の創建という。

松城城主森忠政の崇敬が篤く、慶長五年(一六〇〇)二月の禁制(丸山正一外四名共有文書)によると、

<資料は省略されています>

と禁制を掲げて保護をし、松代城主代々崇敬するところであった。その後戸隠山勧修かんしゆう院の末寺になり、慶安年中(一六四八―五二)奥院の教釈院栄賢が移って住職になり、寛文年中(一六六一―七三)教釈院俊栄が継ぎ、後に仏性ぶつしよう院の兼帯となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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