友重(読み)ともしげ

精選版 日本国語大辞典 「友重」の意味・読み・例文・類語

ともしげ【友重】

  1. 鎌倉末期の刀工加賀石川県)の刀工の一派、藤島派の祖。越前福井県)の人。真景の門とも来国俊弟子とも伝える。他に同名の者が数人あり、室町末期まで続いている。正応二~延元二年(一二八九‐一三三七

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「友重」の解説

友重(初代) ともしげ

?-? 鎌倉-南北朝時代の刀工。
越前(えちぜん)(福井県)の人。藤島派の祖。京都国俊(くにとし)に入門正和(しょうわ)元年(1312)ごろ加賀石川郡泉村にうつった。隠し銘に「滝波」。

友重(2代) ともしげ

?-? 南北朝時代の刀工。
初代友重の子。加賀(石川県)の人。文和(ぶんな)-延文年間(1352-61),あるいは貞治(じょうじ)(1362-68)のころの人といわれる。

友重(3代) ともしげ

?-? 南北朝-室町時代の刀工。
2代友重の子。藤原朝臣藤島友重と称した。至徳(1384-87)あるいは応永(1394-1428)ごろの人という。

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