20世紀日本人名事典 「山口喜久一郎」の解説
山口 喜久一郎
ヤマグチ キクイチロウ
- 生年
- 明治29(1896)年5月11日
- 没年
- 昭和56(1981)年5月6日
- 出生地
- 長崎県佐世保市
- 学歴〔年〕
- 早稲田大学専門部〔大正5年〕中退
- 主な受賞名〔年〕
- 勲一等旭日大綬章〔昭和42年〕,佐世保市名誉市民
- 経歴
- 昭和5年和歌山県議を振り出しに政界入りし、30代で県会議長を務めたあと、昭和17年の翼賛選挙に非推薦で衆院議員に当選、以来11期。戦後は党人派の大物とされながら吉田首相に反旗を翻したため“冷や飯”を食うことが多かったが昭和30年の保守合同後、33年の第2次岸内閣で行管庁長官、北海道開発庁長官に就任。40年12月には船田議長の後を継いで第52代衆院議長に就いたが、その前に東京大証事件の同社社長の結婚式で仲人を務めていたことが明るみに出て、就任1年後の41年12月に辞任。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報