山口大神宮(読み)やまぐちだいじんぐう

日本歴史地名大系 「山口大神宮」の解説

山口大神宮
やまぐちだいじんぐう

[現在地名]山口市滝町

こうみねの東山麓に鎮座祭神は内宮に天照大神ほか、外宮に豊受大神ほかを祀る。古くは高嶺こうのみね大神宮と称した。旧県社。

大内義興が伊勢大神宮を勧請した神社で、永正一六年(一五一九)一一月三日に内宮が、翌年四月八日に外宮が落成した。六月二九日遷宮式を行い、大内義興父子が参詣し、高嶺神明と崇むべしと定めた(御鎮座伝記)。後柏原天皇宸筆の「高嶺太神宮」の扁額を賜り、さらに正親町天皇から宸筆「伊勢」の扁額を受けた。一般には今伊勢いまいせの名でもよばれ、伊勢神宮に倣い、二〇年に一度の正遷宮を行った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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