宸筆(読み)シンピツ

デジタル大辞泉 「宸筆」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぴつ【×宸筆】

天子直筆じきひつ勅筆宸翰しんかん

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精選版 日本国語大辞典 「宸筆」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぴつ【宸筆】

  1. 〘 名詞 〙 天子が自身で書いたもの。天皇自筆。天皇の直筆神筆
    1. [初出の実例]「今日初有宸筆御画」(出典中右記‐寛治四年(1090)一二月二〇日)
    2. [その他の文献]〔画継‐巻一〕

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普及版 字通 「宸筆」の読み・字形・画数・意味

【宸筆】しんぴつ

天子の自筆。〔画継、聖芸、宗皇帝〕上(しやう)、攸をみ、從官以下に賜し、各ねて行書書一紙を得しめ、宗の書、び宸筆もてするの名畫を出だす。

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世界大百科事典(旧版)内の宸筆の言及

【宸翰】より

…宸筆ともいい,天皇,上皇がみずから筆をとって書いた文書のことであるが,さらに広く典籍も含める。宸翰は古く聖武天皇のもの,さらには嵯峨天皇の《光定戒牒》(延暦寺所蔵),宇多天皇の《周易抄》(東山御文庫所蔵)などがあるが,多くみられるのは鎌倉時代以降である。…

※「宸筆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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