山口察常(読み)ヤマグチ サツジョウ

20世紀日本人名事典 「山口察常」の解説

山口 察常
ヤマグチ サツジョウ

大正・昭和期の中国哲学研究家 大正大学教授



生年
明治15(1882)年3月11日

没年
昭和23(1948)年4月1日

出生地
愛知県安城市

別名
号=容軒

学歴〔年〕
東京帝大文科大学哲学科〔明治41年〕卒

学位〔年〕
文学博士〔昭和11年〕

経歴
芝中学教諭、文部省図書館監修官となり大正11年東京高等学校教授兼任。13年文部省派遣により中国留学、15年東京高校専任教授、東大講師、大正大教授兼任、昭和14年大正大学文学部長。15年北京大学文学院教授、19年帰国して大正大教授に復帰、立正大、東洋大、東京女子大でも講義著書に「易の思想」「横説東洋倫理」「新観論語」「支那思想哲学思想」「東洋倫理学史概説」「易の根拠応用―易経全文解釈と占筮」などのほか、訳書孝経」「書経」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山口察常」の解説

山口察常 やまぐち-さつじょう

1882-1948 大正-昭和時代の中国哲学者。
明治15年3月11日生まれ。大正13年文部省より派遣されて中国に留学。帰国後東京高,大正大などの教授をつとめた。「仁」の研究で知られる。昭和23年4月1日死去。67歳。愛知県出身。東京帝大卒。号は容軒。著作に「易の根拠と応用」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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