山向(読み)やまむこう

精選版 日本国語大辞典 「山向」の意味・読み・例文・類語

やま‐むこう‥むかふ【山向】

  1. 〘 名詞 〙 山のあちら側。
    1. [初出の実例]「山向(ヤマムカ)うは知らねえこと、小田原切って宿々で誰知らねえもののねえ、品川宿の見てくれ権次」(出典:歌舞伎・龍三升高根雲霧(因果小僧)(1861)大坊)

やまけ【山向】

  1. 〘 名詞 〙 神事に用いる用材や榊などをとるために山にはいること。
    1. [初出の実例]「清酒、酒造、山向、滝祭、土師器作物忌等五人」(出典:延喜式(927)四)

やま‐むけ【山向】

  1. 〘 名詞 〙やまけ(山向)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android