山妻(読み)サンサイ

デジタル大辞泉 「山妻」の意味・読み・例文・類語

さん‐さい【山妻】

田舎育ちの妻という気持ちで、自分の妻をへりくだっていう語。愚妻。荊妻けいさい
[類語]愚妻荊妻

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精選版 日本国語大辞典 「山妻」の意味・読み・例文・類語

さん‐さい【山妻】

  1. 〘 名詞 〙 自分の妻を謙遜していう語。愚妻。荊妻(けいさい)
    1. [初出の実例]「稚子山妻須恠罵、貪看春色家」(出典:羅山先生詩集(1662)五一・花下忘帰)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐孟倉曹歩趾領新酒醤二物満器見遺老夫詩〕

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普及版 字通 「山妻」の読み・字形・画数・意味

【山妻】さんさい

妻の謙称。〔鶴林玉露、丙四、山静日長〕從容として山徑をして竹を撫し、犢(べいとく)と共に長林豐に偃息す。~に竹の下に歸りては、則ち山妻稚子、筍(じゆんけつ)を作り、麥を供し、欣然一す。

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