鶴林玉露(読み)カクリンギョクロ

精選版 日本国語大辞典 「鶴林玉露」の意味・読み・例文・類語

かくりんぎょくろ【鶴林玉露】

  1. 随筆集。一八巻。羅大経(らたいけい)著。中国、南宋時代、一二四八~五一年成立。文人学者詩文についての論評を中心に逸話、見聞などを収めたもの。天・地・人三部から成る。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鶴林玉露」の意味・わかりやすい解説

鶴林玉露
かくりんぎょくろ
He-lin yu-lu

中国,南宋の随筆。羅大経の著。 18巻。詩文の評論に,その見解を示したところもあるが,大部分著者の見聞を,記録風に叙述したもので,引用した資料にときに誤りがあると指摘される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android