山木屋村(読み)やまきやむら

日本歴史地名大系 「山木屋村」の解説

山木屋村
やまきやむら

[現在地名]川俣町山木屋

現町域の南東部を占め、一帯は小起伏山地をなす。古くは山小屋と記し、また近年まで「やまこや」とよばれた。安達郡に属し、東は行方なめかた比曾ひそ(現飯舘村)標葉しねは津島つしま(現浪江町)。中央を口太くちぶと山を水源とする口太川が流れ、これに沿って通称富岡とみおか街道(現国道一一四号)が通る。古くより相馬から二本松を経て会津に至る塩の道、奥州西おうしゆうさい街道が東西に横断する。比曾峠から当村の問屋前とんやまえに入り、せんきゆう戸草とくさを経て戸沢とさわ(現東和町)に至る幹線であった。集落は中央の問屋前に宿場町が形成されているほか、山間に点在する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む