日本歴史地名大系 「山木屋村」の解説 山木屋村やまきやむら 福島県:伊達郡川俣町山木屋村[現在地名]川俣町山木屋現町域の南東部を占め、一帯は小起伏山地をなす。古くは山小屋と記し、また近年まで「やまこや」とよばれた。安達郡に属し、東は行方(なめかた)郡比曾(ひそ)村(現飯舘村)・標葉(しねは)郡津島(つしま)村(現浪江町)。中央を口太(くちぶと)山を水源とする口太川が流れ、これに沿って通称富岡(とみおか)街道(現国道一一四号)が通る。古くより相馬から二本松を経て会津に至る塩の道、奥州西(おうしゆうさい)街道が東西に横断する。比曾峠から当村の問屋前(とんやまえ)に入り、川(せんきゆう)・戸草(とくさ)を経て戸沢(とさわ)村(現東和町)に至る幹線であった。集落は中央の問屋前に宿場町が形成されているほか、山間に点在する。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by