山本新村(読み)やまもとしんむら

日本歴史地名大系 「山本新村」の解説

山本新村
やまもとしんむら

[現在地名]水原町山本新

北は越御堂こしみどう村、西は寺社じしや(現安田町)寺社村を親村とする新田で、寛政三年(一七九一)の村明細帳によれば、万治二年(一六五九)・天和二年(一六八二)・元禄四年(一六九一)などに村上藩検地を受けている。元禄郷帳の高九九石余。のち幕府領・白河藩領等となり、元文二年(一七三七)の堀越組御検見村順御案内帳(北方文化博物館蔵)によると、高一一四石余、田反別七町余・畑反別四町三反余、家数一六(高持一二・高無四)、男三三・女三四。宝暦一一年(一七六一)の御巡見様御案内帳(渡辺家文書)戸口は一八軒、男四六・女四八。


山本新村
やまもとしんむら

[現在地名]富山市山本新、射水郡小杉こすぎ町山本新

山本村の北に位置し、婦負郡に属する。北は土代どだい(現小杉町)、東は北野きたの村。元禄一一年(一六九八)の富山藩領郷村高辻帳によると、山本村の北一〇町にある同村の枝村新田で、高一一五石。寛政二年(一七九〇)の高物成品々手鏡では古高一五二石余・定免三ツ六厘、新田高一五石余・平均免五歩六厘余、銀納畑二千八九六歩。所属組は打出うちいで村と同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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