山梨原遺跡(読み)やまなしばらいせき

日本歴史地名大系 「山梨原遺跡」の解説

山梨原遺跡
やまなしばらいせき

[現在地名]都留市夏狩 山梨原

柄杓流ひしやくながし川南岸、中央自動車道富士吉田線の北側沿いに立地する遺跡。昭和五四年(一九七九)・同五五年に調査が行われ、富士山から流出した溶岩台地上から平安時代とそれ以後の土壙一三基・溝状遺構四三基が検出され、これらに伴い土師器やカワラケ、北宋銭などの銭貨が出土した。溶岩台地の末端からは、縄文時代前期諸磯b式期二軒、中期藤内式期一軒、後期堀之内式期一軒の計四軒の住居跡と土壙八基が検出された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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