山椒藻(読み)サンショウモ

デジタル大辞泉 「山椒藻」の意味・読み・例文・類語

さんしょう‐も〔サンセウ‐〕【山×椒藻】

サンショウモ科一年生シダ水田池沼水面に浮かび、長さ7~10センチ。葉は3枚ずつ密につき、2枚は水面に浮かびサンショウの葉を思わせる。1枚は細かく裂けて水中に垂れる。秋、水中の葉の基部球状の袋をつけ、中に胞子を生じる。

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精選版 日本国語大辞典 「山椒藻」の意味・読み・例文・類語

さんしょう‐もサンセウ‥【山椒藻】

  1. 〘 名詞 〙 シダ類サンショウモ科の水生一年草。本州四国・九州の水田・池沼・溝などの水面に浮かんで生える。茎は細長く、まばらに分枝し長さ一〇センチメートルぐらいになり三輪生した葉を密生する。上側の二葉は対生して水面に浮かび、長さ約一センチメートルの長楕円形。下側の一葉は沈水葉で細かく裂けて細毛をつけ、根のように見える。秋、沈水葉の基部に球状の胞子嚢果をつける。胞子嚢は雌雄別で大胞子嚢と小胞子嚢を多数生じる。漢名、槐葉蘋。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「山椒藻」の解説

山椒藻 (サンショウモ)

学名Salvinia natans
植物。サンショウモ科の浮漂性一年草

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