山泉村(読み)やましみずむら

日本歴史地名大系 「山泉村」の解説

山泉村
やましみずむら

[現在地名]敦賀市山泉

どう村の西、衣掛きぬかけ山の西南麓に位置する。嘉慶二年(一三八八)一〇月七日付角鹿長円畠地売券(西福寺文書)に「山泉」、永享二年(一四三〇)五月二七日付斯波義淳西福寺々領安堵状(同文書)に「山志水郷」、同一二年三月二〇日付勝重田地寄進状(同文書)に「山泉郷」とみえる。「敦賀志」は「元亀已前ハ気比宮司東河端氏の堡地なり」と記す。

慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では堂村に含まれた。正保郷帳に村名がみえ、田方三六三石余、畠方八石余。寛文八年(一六六八)村高六二石余を小浜藩に残して加知山藩領との相給村となる。享保一二年(一七二七)敦賀郷方覚書に、庄屋太左衛門、牛馬銀四匁余、新山手銀一三匁余、入草銀七匁余、小鍛冶米六合三勺、夫役一分六厘八毛、夫米一俵一斗余、外高四石余、馬足二疋三分六厘、牝馬三、家数一四(うち高持六・無高八)、人数七三とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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