山海塾(読み)さんかいじゅく

百科事典マイペディア 「山海塾」の意味・わかりやすい解説

山海塾【さんかいじゅく】

舞踏グループ。麿赤児(まろあかじ)主宰大駱駝艦創立メンバーである天児牛大(あまがつうしお)(本名上島正和〔1949-〕)によって1975年結成。1980年から1989年まで活動の場をパリに置き,欧米で新作を発表。天児を中心とする5人の舞踏家による逆さ吊りの状態から始まる舞台は,洗練された舞台美術とともに高い評価と人気を得た。主な作品に《アマガツ頌》《金柑少年》《卵熱――卵をたてることから》などがある。ベオグラード国際演劇祭グラン・プリ受賞。

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デジタル大辞泉プラス 「山海塾」の解説

山海塾

日本の舞踏集団。麿赤兒主宰の大駱駝艦の創立にも参加した舞踏家、天児牛大(あまがつうしお)が主宰して1975年に結成。当初は大駱駝艦舞踏山海塾の名で活動。1977年、「アマガツ頌」で正式に旗揚げ。1980年から海外公演を開始し、特に欧州で高い評価を得る。フランスのパリと東京を創作活動の拠点とし、2年に1回のペースで新作を発表。世界各地で公演を行っている。代表作に「金柑少年」「卵を立てることから─卵熱」「遥か彼方からの―ひびき」など。

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