山田憲太郎(読み)ヤマダ ケンタロウ

20世紀日本人名事典 「山田憲太郎」の解説

山田 憲太郎
ヤマダ ケンタロウ

昭和期の歴史学者 名古屋学院大名誉教授



生年
明治40(1907)年2月21日

没年
昭和58(1983)年2月3日

出身地
長崎県諫早市

学歴〔年〕
神戸商業大学〔昭和7年〕卒業

学位〔年〕
文学博士〔昭和25年〕

主な受賞名〔年〕
日本学士院賞(昭52年度)「東亜香料史の研究」

経歴
香料を素材とした東西文化交流史の研究で知られ、「東亜香料史の研究」で昭和52年度学士院賞を受賞。香料会社に22年間勤務した後、名古屋学院大教授に転進。53年、奈良県明日香村のマルコ山古墳で出土した人骨から発した“芳香”について、古代中国から伝わった「竜脳」だと鑑定したことで知られる。著書に「東亜香料史」「日本香料史」「香料の道」「香談」「香料博物事典」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山田憲太郎」の解説

山田憲太郎 やまだ-けんたろう

1907-1983 昭和時代の歴史学者。
明治40年2月21日生まれ。香料会社につとめたのち,昭和29年近畿大教授となる。のち桃山学院大,名古屋学院大の教授を歴任東アジアの香料史,商業史を研究し,52年「東亜香料史研究」で学士院賞。昭和58年2月3日死去。75歳。長崎県出身。神戸商業大(現神戸大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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