日本歴史地名大系 「山辺田古窯跡群」の解説
山辺田古窯跡群
やんべたこようせきぐん
第一号窯は北西斜面にあり、全長約四〇メートル、中央部を大きく盗掘されているが、全体で一四室あり、各室はだいたい幅三・五―三・八メートル、奥行二・七―三メートル、火床の幅五〇―六〇センチくらいである。奥壁の高さは四〇―八〇センチくらいとかなり差がみられた。第一四室は周囲の水抜き溝の状態から後で継ぎ足したものと判断された。各室の焚口は、下からみて右側にあり、一部で左側に水抜きの溝が認められた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報