山野川村(読み)やまのがわむら

日本歴史地名大系 「山野川村」の解説

山野川村
やまのがわむら

[現在地名]霊山町山野川

掛田かけだ村の北、低丘陵に囲まれた小盆地に位置。山ノ川とも記し、文化三年(一八〇六)から嘉永三年(一八五〇)の間は東西二村に分れた。七割を山地が占め、平坦な中央部に耕地が集中する。耕地を割って流れる小国おぐに川はとくもりの西側を北流する。川沿いに山道が通るほか、東方の大石おおいし村から西の金原田かなはらだ(現保原町)へ通じる街道が東西に通る。天文七年(一五三八)の段銭古帳に伊達東根だてひがしねのうちとして「山の川」とみえ、段銭は七貫五〇〇文。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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