日本歴史地名大系 「山野根村」の解説 山野根村やまのねむら 神奈川県:逗子市山野根村[現在地名]逗子市山の根(やまのね)一―三丁目・逗子一―二丁目北側に丘陵を負う東西に細長い村で、西から山野根谷(やまのねやと)・中(なか)ノ谷・松本(まつもと)谷の三つに分れる。南は田越(たごえ)川低地で逗子村に接し、金沢(かねさわ)道が山際に続く。小田原衆所領役帳には遠藤源八「三拾壱貫百七拾五文 三浦山根」とある。正保国絵図には「山野根」、宝暦一一年(一七六一)の「相州川東甲」では山ノ根、「三浦古尋録」では山之根と記す。石高は享保年間(一七一六―三六)八〇石で(「相模拾遺風土記」逗子市誌)、天保郷帳では九九石余だが、そのうち一一石が新田である(「三郡三領高分帳」同書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by