山鳥坂村(読み)やまとさかむら

日本歴史地名大系 「山鳥坂村」の解説

山鳥坂村
やまとさかむら

[現在地名]肱川町山鳥坂、河辺かわべ村山鳥坂、五十崎いかざき町山鳥坂

天保九年(一八三八)までは鳥坂村と称し、肱川本流の東岸に立地し、支流河辺川の両岸にまたがる山村。東は横山よこやま植松うえまつ橡谷とちたに(現河辺村)中津惣川なかつそうがわの四ヵ村、南は横林よこばやし村、西は鹿野川かのがわ湖・肱川本流を隔てて大谷おおたに村・宇和川うわがわ村、北は名荷谷みようがだに中居谷なかいだにの二ヵ村に接する。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)喜多郡の項に「鳥坂村 柴山有、茅山有、川有」と記され、村高六一六石八斗三升五合、うち田三一六石三斗二升三合、畠三〇〇石五斗一升二合とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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