唐黍(読み)トウキビ

精選版 日本国語大辞典 「唐黍」の意味・読み・例文・類語

とう‐きびタウ‥【唐黍】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物とうもろこし(玉蜀黍)」の異名。《 季語・秋 》 〔羅葡日辞書(1595)〕
    1. [初出の実例]「唐黍に背中うたるる湯あみ哉」(出典:寒山落木〈正岡子規〉明治二七年(1894)秋)
  3. 植物「もろこし(蜀黍)」の異名。
    1. [初出の実例]「蜀黍(タウキビ)の穂は土用に出ねはよからぬと農人のいひならはせり」(出典:俳諧・類船集(1676)土)

もろこし‐きび【唐黍】

  1. 〘 名詞 〙 植物「もろこし(蜀黍)」の異名。〔改正増補多識編(1670頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android