事典 日本の地域ブランド・名産品 「山鹿灯籠」の解説
山鹿灯籠[紙工芸・和紙]
やまがとうろう
山鹿市で製作されている。その昔、景行天皇が筑紫路を巡幸した際、菊池川一帯に一面の霧が立ちこめ進むことができなかった。そこで、山鹿の人々は炬火をかかげて灯りとし一行を迎えたという。その後、山鹿では火祭りの行事がおこなわるようになった。15世紀頃、紙細工で金灯籠を模したものがつくられ、景行帝を祀る大宮神社に奉納されるようになり、現在の山鹿灯籠が生まれた。和紙と糊だけでつくられる精巧な灯籠。熊本県伝統工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報