日本歴史地名大系 「岡宮浅間神社」の解説 岡宮浅間神社おかのみやせんげんじんじや 静岡県:沼津市旧駿東郡地区岡宮村岡宮浅間神社[現在地名]沼津市岡宮岡宮の南部、平(ひら)町の日枝神社から大岡(おおおか)の高田(たかだ)を通る道を北上し、この道が根方(ねがた)街道と交差する下馬場(しもばんば)に位置する。木花開耶姫命・大山祇命・弟橘姫命などを祀り、富士浅間社ともいった。創建の経緯は不明。かつては須走(すばしり)(現小山町)経由の富士山登拝路の要地で、登拝者は必ず当社に立寄り、真北に望む富士山に手を合せたという。応安六年(一三七三)一〇月二九日幕府は鎌倉鶴岡八幡宮供僧の中納言法印(頼印)に対し、大岡庄内の「牧御堂・浅間宮・大幡寺等別当職」を安堵している(「管領細川頼之奉書」尊経閣古文書纂)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by