日本歴史地名大系 「岡崎四号墳」の解説 岡崎四号墳おかさきよんごうふん 鹿児島県:肝属郡串良町岡崎村岡崎四号墳[現在地名]串良町岡崎 上馬場小塚甫木(ほのき)川の東岸、標高約三〇メートルの台地縁辺部にある。円墳八基からなる岡崎古墳群の一基。四号墳は円墳で、直径二〇メートル、周溝を含めると二八メートルである。主体部は土壙で、木棺が置かれていたと推定されている。土壙上部に土師器の高杯や壺が供えられ、墳丘からは須恵器も出土しており、これらの年代から古墳時代中期の築造と考えられる。周溝内の三ヵ所で地下式横穴墓の竪坑部分が検出された。竪坑は周溝の埋土を掘込んでいるため、地下式横穴墓の年代は円墳の時期よりも新しい。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by