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岡崎氏 おかざきうじ

世界大百科事典 第2版の解説

おかざきうじ【岡崎氏】

相模国大住郡岡崎を本領とする中世の武家。桓武平氏三浦氏の一族で,義実がこの地に住して岡崎を称したのに始まる。義実とその子義忠(佐奈田余一)は,1180年(治承4)の源頼朝挙兵に際していちはやくその麾下(きか)に参じ,石橋山の戦で義忠は非運の最期を遂げる。息子が戦死した功もあって,義実は鎌倉幕府の有力御家人となるが,一本気な鎌倉武士の典型として伝えられるエピソードが多い人物でもある。頼朝にねだって下された水干を着て喜んだのを,やっかみ半分の上総介広常にからかわれて腹を立て大げんかした話や,息子の仇として預けられた長尾定景の読経の声に感じて彼を助命した話などは有名であるが,孫実忠の所領をめぐる訴訟に負けてからは家運も衰え,義実の晩年も不遇であった。

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世界大百科事典内の岡崎氏の言及

【塩飽諸島】より

…島治は大坂の幕府船方,ついで町奉行所の管轄下に宮本・吉田両氏ら在島の年寄と各島浦の庄屋が寄合協議して運営された。はじめ世襲の年寄の勢力が強かったが,江戸後期には廻船業の盛衰に関係して新旧の勢力交代がみられ,経済力の豊かな与島の岡崎氏,牛島の丸尾氏などが入札により就任した。しかし人名はしだいに株化し,一人持ち,分割所持,共同持ちなどに分かれ,一人持ちの多い笠島,泊浦などの年番庄屋の発言権が強まり,年寄の権限は縮小された。…

※「岡崎氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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