朝日日本歴史人物事典 「岡村権左衛門」の解説
岡村権左衛門
生年:宝暦5(1755)
江戸後期の義民。長岡藩領,越後国三島郡浦村(新潟県越路町)の組頭。寛政1(1789)年浦村など川西組9カ村は,幕領から長岡藩領へと所替を言い渡されたが,年貢率などが不利になるとして,3年長岡藩へ減免を願い出た。長岡藩の一定の譲歩により事は収まったが,権左衛門は頭取と目され処刑された。その後,越後の木内宗吾として伝承された。<参考文献>『長岡の歴史』2巻,『編年 百姓一揆史料集成』6巻
(大橋幸泰)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報