20世紀日本人名事典 「岡田資」の解説 岡田 資オカダ タスク 大正・昭和期の陸軍中将 大岡昇平の小説「ながい旅」の主人公。 生年明治23(1890)年4月14日 没年昭和24(1949)年9月17日 出生地鳥取県 学歴〔年〕陸大〔大正11年〕卒 経歴参謀本部員、陸大教官、戦車第2師団長などを経て、昭和20年2月第13方面軍司令官兼東海軍管区司令官となった。同年5月名古屋空襲の時、撃墜した米軍B29搭乗員27人を無差別爆撃の重罪であるとして、軍法会議にかけず処刑した。戦後戦犯となり絞首刑。遺稿集に「巣鴨の十三階段」。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岡田資」の解説 岡田資 おかだ-たすく 1890-1949 大正-昭和時代前期の軍人。明治23年4月14日生まれ。戦車第二師団長などをへて,昭和20年第十三方面軍司令官兼東海軍管区司令官となる。名古屋空襲の際,撃墜したB29の搭乗員27人を軍律会議にかけず略式手続で処刑。終戦後その罪をとわれ,全責任を認めたうえで部下のため法廷闘争を展開した。昭和24年9月17日刑死。60歳。陸軍中将。鳥取県出身。陸軍大学校卒。遺稿集に「毒箭」。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例