岡院村(読み)ごいんむら

日本歴史地名大系 「岡院村」の解説

岡院村
ごいんむら

[現在地名]尼崎市御園みその一―三丁目・上坂部かみさかべ一丁目・東塚口町ひがしつかぐちちよう一丁目・塚口本町つかぐちほんまち七―八丁目・口田中くちたなか一丁目

万多羅寺まんだらじ村の南に位置し、ゴエンともいう。文禄三年(一五九四)九月の川辺郡五ヵ村之内岡院村検地帳写(浜野家文書)によれば、延宝九年(一六八一)当時には幕府領であった田畑の検地は山岡如軒の奉行で実施。上々田八反余・上田二町一反余・中田一町四反余・下田四反余、上畑四反余・中畑八畝余・下畑一畝余・居屋敷六畝余、田畑合計五町四反余・高都合七五石余、名請人一三人。慶長国絵図にはゴウイン村とみえ高一八一石余。元和三年(一六一七)の摂津一国御改帳では岡陰村、正保郷帳に岡院村とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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