岩出古墳群(読み)いわでこふんぐん

日本歴史地名大系 「岩出古墳群」の解説

岩出古墳群
いわでこふんぐん

[現在地名]栃木市岩出町など

太平おおひら山頂から北東に下る一支脈の北麓一帯には多くの古墳が群在する。東方眼下に南流する永野ながの川を望む岩崎いわさき山にも薗部愛宕下そのべあたごした古墳(円墳)などが群在するが、谷を隔てた西方岩出山の南東麓から中腹にかけて約一・五キロの間、比高約二〇―五〇メートルには総数約一三〇基の古墳があったという。うち岩倉いわくらに三五基、角道かくどうに二四基、彦九郎に一八基、彦九郎と岩倉の境に三基、草倉くさくらに一一基などが現在も確認される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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