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岩国縮 イワクニチヂミ

デジタル大辞泉の解説

いわくに‐ちぢみ〔いはくに‐〕【岩国縮】

岩国市付近で織られる木綿縮。夏の単衣地(ひとえじ)。

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大辞林 第三版の解説

いわくにちぢみ【岩国縮】

岩国地方に産する木綿縮。夏の単衣ひとえ地とする。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

岩国縮
いわくにちぢみ

山口県岩国地方で生産されていた綿縮(めんちぢみ)の一種。寛延(かんえん)年間(1748~51)に富山秀意が丹後縮緬(たんごちりめん)の製法に倣い、木綿に応用して綿縮をつくりだしたことに始まる。天保(てんぽう)年間(1831~44)から岩国縮の名称で知られるようになり、明治以後も地場産業の一つとして盛んであった。第二次世界大戦前の綿縮は、義済堂(ぎせいどう)のものが著名であり、経糸(たていと)に32番手、緯糸(よこいと)に20番手の左右強撚糸(きょうねんし)を使用していた。[角山幸洋]

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世界大百科事典内の岩国縮の言及

【周防国】より

…農村では16年(享保1)ころから木綿織が盛んとなり,紙,塩とならんで重要な産物となった。岩国縮は49年(寛延2)に丹後国から縮緬技術をもちかえり,改良を加えたものであるが,1804年(文化1)ころに熊毛郡伊保庄村の女性(於繁)が案出した絣織(柳井縞)とともに,周防国の代表的な木綿織となった。岩国縮,柳井縞,三田尻縞は,大坂や瀬戸内各地で大量に販売された。…

※「岩国縮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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