岩本遺跡(読み)いわもといせき

日本歴史地名大系 「岩本遺跡」の解説

岩本遺跡
いわもといせき

[現在地名]指宿市岩本 狩俣、小牧 狩俣

円筒土器の始源形態とされる岩本式土器の標式遺跡。鹿児島湾に面した標高四〇―七〇メートルの台地上にあり、昭和五二―五三年(一九七七―七八)に発掘調査が行われ、旧石器時代から弥生時代に及ぶ生活跡が発見されている。旧石器時代の石器の広がりは狭く、流紋岩・チャート・安山岩などの石材を加工した細石刃核などの細石器文化の遺物出土。縄文時代早期の文化層は広い範囲に分布しており、遺物の種類・量ともに多い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む