岩石化学的モデル計算(読み)がんせきかがくてきモデルけいさん

最新 地学事典 「岩石化学的モデル計算」の解説

がんせきかがくてきモデルけいさん
岩石化学的モデル計算

petrochemical calculations

火成岩の成因を調べるための化学組成計算。主要成分については平衡条件下でのマグマ結晶分化作用を仮定し,娘マグマ(分化岩)と分別固相(斑晶鉱物)の化学組成を適当な割合で混合し,親マグマ(相対的に未分化の岩石)の化学組成が再現できるか否かを最小二乗法で検討するのが一般的。微量成分では,マグマの発生時に関しては平衡結晶作用を,またマグマの分化時に関しては最大分別(Rayleigh fractionation)の条件下での結晶分化作用を仮定することが多い。鉱物/液相間の分配係数を鉱物の量比に従って積算し,全岩分配係数として用いる。広義にはマグマ同士や他の物質との混合についての加減計算による化学組成変化の推定も含み,さらにマグマが同化作用分別結晶作用を同時に行う場合などさまざまな計算式が提唱されている。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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