岩辺村(読み)いわなべむら

日本歴史地名大系 「岩辺村」の解説

岩辺村
いわなべむら

[現在地名]作東町岩辺

大内谷おおうちだに村の北西吉野よしの川左岸に立地。対岸北西は瀬戸せと村。正保郷帳に村名がみえ、田七一石余・畑三六石。元禄一〇年(一六九七)の美作国郡村高辻帳では改出高三六石余・開高三石余、村位は上。津山藩森氏断絶後の領主の変遷は蓮花寺れんげじ村と同様。「東作誌」によれば毛付高九五石余、戸数二七、男六五・女五七。氏神は国主社。文化九年(一八一二)吉野川上流の大茅おおがや(現西粟倉村)の鉄山からの濁水に対し、当村ほか上野沼田藩領の一八ヵ村が鉄山稼差留の訴えを起こしている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android