岩間芳樹(読み)イワマ ヨシキ

20世紀日本人名事典 「岩間芳樹」の解説

岩間 芳樹
イワマ ヨシキ

昭和・平成期の脚本家 日本放送作家協会理事長。



生年
昭和4(1929)年10月31日

没年
平成11(1999)年6月13日

出生地
静岡県

出身地
福島県福島市

学歴〔年〕
早稲田大学文学部中退

主な受賞名〔年〕
福島県文学賞(戯曲 第5回)〔昭和27年〕「岩間芳樹ラジオドラマ選集」,芸術選奨放送部門大臣賞(第32回・昭56年度)「マリコ」,エミー賞国際優秀賞〔昭和58年〕「ビゴーを知っていますか」(NHK),民間放送連盟賞〔昭和58年〕「海からの声」(東北放送),ギャラクシー大賞〔昭和57年〕「ショパン・わが魂のポロネーズ」,芸術祭賞大賞〔昭和58年〕「上海幻影路」(TBS),日本アカデミー賞優秀作品賞〔昭和60年〕「植村直己物語」,放送文化基金賞〔昭和62年〕「炎の料理人・北大路魯山人」「童は見たり」,中国金虎賞〔平成2年〕「林檎の木の下で」,モンテカルロテレビ祭賞〔平成4年〕「冬の旅」,向田邦子賞(第12回)〔平成6年〕「定年・長い余白」,紫綬褒章〔平成7年〕

経歴
静岡県で生まれ、小学校5年の時に父の転勤で福島市へ。早大生当時の戦後まもない頃からラジオ放送の魅力にひかれ、ドラマの脚本を書き出した。ドキュメンタリーを得意とし、「天皇世紀」「空白の900分―国鉄総裁怪死事件」「マリコ」などの社会派ドラマを次々と生み出す。58年夏、フランス全土に放送されて好評を博した日仏合作のテレビドラマ「ビゴーを知っていますか」の脚本も書き、エミー賞国際優秀賞受賞。晩年は中国、旧ソ連、ポーランド、旧西独などとの国際共同制作テレビドラマ、映画の脚本を多く書いた。他に映画「植村直己物語」「鉄道員」、「ショパン・わが魂のポロネーズ」「蝶の道」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岩間芳樹」の解説

岩間芳樹 いわま-よしき

1929-1999 昭和後期-平成時代の脚本家。
昭和4年10月31日生まれ。ドキュメンタリーを得意とし,「マリコ」(昭和57年芸術選奨)など現代史に取材したテレビドラマをかく。「ビゴーを知っていますか」はフランスでも放映され,58年エミー賞国際優秀賞。映画作品に「植村直己物語」「鉄道員(ぽっぽや)」などがある。平成11年6月13日死去。69歳。静岡県出身。早大中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「岩間芳樹」の解説

岩間 芳樹 (いわま よしき)

生年月日:1929年10月31日
昭和時代;平成時代の脚本家。日本放送作家協会理事長
1999年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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