岳湯村(読み)たけのゆむら

日本歴史地名大系 「岳湯村」の解説

岳湯村
たけのゆむら

[現在地名]小国西里にしざと

豊後国境に近く、標高七五〇メートル。慶長国絵図に村名がある。北里手永に属し、元禄一二年(一六九九)の北里手永高反別帳では西里村のうちとされ、高二一六石一斗余・田一一町七反八畝余・畑四町六反七畝余とある。「国誌」に「当村ヨリ熊本府ヘ十八里程アリ豊後玖珠郡ノ境目マテ」とあり、熱湯三ヵ所を記す。その後西里村の小村となる。岳湯では正徳三年(一七一三)明礬が発見され採掘されている(細川家本譜年表)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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