岸田蓁(読み)キシダ シゲル

20世紀日本人名事典 「岸田蓁」の解説

岸田 蓁
キシダ シゲル

昭和期の茶道家 江戸千家渭白流家元(6代目)。 洋画家岸田劉生の妻。



生年
明治25(1892)年2月1日

没年
昭和39(1964)年10月12日

別名
別名=川上 渭白(6代目)(カワカミ イハク)

学歴〔年〕
東京府立第二高女

経歴
在学中、鏑木清方に師事して日本画を習う。大正2年洋画家・岸田劉生と結婚、3年長女麗子を生んだ。「画家の妻」「南瓜を持てる像」など劉生のモデルを多くつとめた。夫の没後は茶道江戸千家渭白流を再興し、6代川上渭白となり、茶の湯師匠をしていた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岸田蓁」の解説

岸田蓁 きしだ-しげる

1892-1964 昭和時代の茶道家。
明治25年2月1日生まれ。鏑木清方(かぶらき-きよかた)に日本画をまなぶ。大正2年岸田劉生(りゅうせい)と結婚。翌年長女麗子,15年長男鶴之助を生む。昭和4年夫をなくしたのち,茶道江戸千家渭白(いはく)流を再興,6代川上渭白を名のった。昭和39年10月12日死去。72歳。東京府立第二高女卒。旧姓小林

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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