峯岸山遺跡
みねぎしやまいせき
新里村の南西端にある峯岸山は南北に延びる丘陵性山地で、東を鏑木川が、西を蕨沢川が流下。最高位は南の佐波郡赤堀町にあり、標高一六八・三メートル、丘陵下の水田との比高約二〇メートル。周辺の山上・小林・野地区には弥生後期から古墳前期にかけての遺跡が多く存在する。また赤井戸式土器を設定した赤井戸遺跡も付近にある。昭和四九年(一九七四)二度にわたって実施された調査で、弥生後期の赤井戸式土器を出土する住居跡一〇軒以上と石田川式土器や他の古式土師器を伴う住居跡七軒以上、方形周溝墓二基、土壙一基等を検出した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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