峯方村(読み)みねかたむら

日本歴史地名大系 「峯方村」の解説

峯方村
みねかたむら

[現在地名]池田町大字陸郷りくごう

現池田町の中部中山なかやま山地の村であり、袖沢そでざわ川・八代沢やしろざわの深い谷に挟まれている。嶺方みねかた村と書かれたり峯方新田みねかたしんでん村ともよばれていた。

峯方の名は、文禄年間(一五九二―九六)の成立とみられる筑摩安曇両郡郷村御朱印御高附に「百三拾四石弐斗七升三合 日岐峯方村」とあるのを初見とし、古くは日岐ひき村と一村をなしていた。「信府統記」の「新田開発時節改」には「池田組峯方村 開発高別レトモニ不相知」としているが、寛永一五年(一六三八)から同一九年の間の成立とみられる信州松本御領分村々高附帳には日岐村と峯方村は別村になっていて、「高八拾石八斗三合 嶺方村」と記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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